ファイターズ優勝翌日のサンケイスポーツと道新スポーツ

北海道には、地元紙北海道新聞が発行するスポーツ紙、道新スポーツという新聞があります。

道スポは、サンケイスポーツ東京版と紙面提携しております。デイリーや中日スポーツから一部のみでの紙面配信を受けている西日本スポーツとは異なり、東京版サンスポのほぼほぼ全ての紙面がそのまま掲載されます。事実上、「サンスポ北海道版」という状況に創刊号からなっています。一方、日本ハムやコンサドーレといった道内プロスポーツ発展と共に、道新側も紙面製作を充実化していきました。

平成26年9月29日、北海道日本ハムファイターズがリーグ優勝した翌日の道スポとサンスポがあったので紙面比較していきます。

なお紹介するのは、都内入手のサンスポ最終版7版☆☆と道スポ10版(おそらく最終版)です。

まず一枚目。左がサンスポ最終版で、右が道スポ終面掲載のサンスポ側制作版一面です。普段、サンスポ側制作版一面を載せる際は3面か1面に載せますが、この日は終面に掲載されていました。これは最後の写真にありますが、通常紙面になると道スポ制作のファイターズ記事が4,5面にモノクロ掲載になってしまうための措置だと考えられます。見出しはかなり違いますが、記事内容はほぼほぼ同じです。

ちなみに道新側制作の一面です。

サンスポですと終面掲載でした優勝記念記事とコラム「甘口辛口」。

道新では終面がサンスポ側配信一面掲載の為、25面掲載でした。

道スポ制作紙面、2面・3面です。

レアード選手のパノラマ写真です。

道スポ4面5面は、サンスポでは2面3面にあたる記事をモノクロ掲載しました。そしてレアード選手の写真、中田選手のコメント記事の一部が重複していました。

サンスポ4、5面掲載のファイターズ優勝関連記事は7版☆でした。道スポにももちろんそのまま掲載されていますが、ほとんど記事が変わっていませんでした。印刷所への配慮や〆切の関係上、道スポ側はパノラマ掲載ではありません。

ということで、この日の道スポ10版はサンスポ東京版7版☆(都内宅配向け、北関東方面即売向け紙面)の記事をそのまま掲載していることが判明した結果となりました。サンスポ最終版一面と道スポサンスポ側制作の一面がかなり違う理由もこのことです。


1コメント

  • 1000 / 1000

  • maspo

    2020.12.23 14:59

    サンスポ東京版の7版☆にもう一丁☆版。道新も10版(推定最終)は、7☆か7に、独自編集を合わせて組んだのかな。関西の球団が優勝すると(それももう相当前ですが)、記事を追っかける社と、多く刷っても売れるため通常降ろしのフル回転の社と、あるなとの印象でして。(主要駅構内で、全紙セットする紙袋に一部紙の遅延が生じて、人は並ぶは来た分をバラで売れやの、現場に出くわし・・)。提携の道新スポとサンスポ東京を、読み比べると面白いですね。

くどけんの新聞放浪記