報知新聞とスポーツ報知

↑衣笠さんの訃報は衝撃的でした。ご冥福をお祈りいたします。

今日は、私の愛読スポーツ紙、報知新聞について書いていきたいと思います。

もともと、報知新聞はごく普通の一般紙で、明治5年に東京で創刊され、実に140年以上の歴史があります。東京五大新聞の一角を成し、当時でも結構名の知れた新聞だそうです。

第二次大戦中は、国からの新聞統制令によって、読売新聞と統合され「読売報知」として発行されました。戦後、分割されましたが、経営危機に陥り、昭和23年に読売新聞社傘下のスポーツ紙として再スタートしました。「スポーツ報知」という愛称がついたのは、平成3年頃だそうで、現在に至っています。

↓東京版の題字、紙齢が4万を超えている。


・大阪本社版

大阪に進出したのは、昭和39年です。阪神一辺倒の在版スポーツ紙の中で唯一の巨人びいき新聞で、関西の巨人ファンの重要な情報源となっています。

↓大阪版の題字。暦表記が東京版と若干違う。

・スポーツ報知(東海版)

東海3県に発行されている報知新聞は、「スポーツ報知」という正式名称となって発行されています。東海3県版は、報知新聞社発行ではなく名古屋・納屋橋にある読売新聞中部支社で制作・発行されています。(正確にはフランチャイズ契約による発行)そのため、題字には「報知新聞」の題字は使えず、「スポーツ報知」となっています。また、休刊日に出る駅・コンビニ売り限定の即売特別版は在名スポーツ紙では唯一発行されません。きっちり休みます。バーコードは取得してないようで、題字となりのバーコード部分(今年2月からは枠の場所移動)には一部売りと月ぎめ価格が掲載されています。昭和54年創刊で、スポーツ報知の愛称が登場する前は「報知スポーツ」という題字で発行されていたそうです。

欄外表記。東京、大阪、西部版は「第三種郵便物認可」の隣に「報知新聞」の表記がありますが、東海版にはありません。ページ表記も■ではなく、カッコになっています。

その下には、、、おおっと~(笑)

今持っていたらかなり価値ありそう(笑)

・西部本社版

当時は、九州・山口地域は空白地域でしたが、平成10年にスポーツ報知西部本社が設立され、創刊しました。これは、報知新聞社と読売新聞社関連会社により設立されましたので、「報知新聞」の題字が使えます。

紙齢がまだ五千番台で、若いです。

北海道から鹿児島まで報知が読める、ということです。

いろんな方々、各メディア、また報知新聞紙上でも「スポーツ報知」と呼んでいますが、東海地域以外は正式名称「報知新聞」と呼んでほしいです。それは、やはり140年以上ある歴史を重んじてほしいな、という個人的な思いからです。そいうポリシーで、当サイトでは「報知新聞」と呼んでいます。

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くどけんの新聞放浪記