産経新聞が九州地方と山口県にて発行されているバージョンです。
この地域の産経新聞は、九州に編集拠点がなかったので、前日夕方6時に大阪で制作されたものの6版を発行してたそうです。夕方6時時点の編集なので、タイムラグが激しく、連載漫画やオピニオン記事などが一日遅れだったそうです。
そこで平成21年、福岡に編集拠点を置いて、佐賀・鳥栖にある毎日新聞の工場で印刷し、西日本新聞販売店で販売する体制を敷き、「九州・山口特別版」が発行されました。
題字です。
すごいきっつきつ(笑)
はじめから夕刊の設定がないので、同じ夕刊のない東京本社版の紙面がそのまま載ります。
欄外の表記は大阪版のフォーマットです。
版数記号は「11版」(最終版は「15版」、東京本社版の早刷版は「12版」)。どこいっても同じ版です。中朝首脳会談記事の内容がものすごく薄いので、かなり早い締め切りのバージョンであることがわかります。また、会談途中の写真も間に合っていません。(写真右は東京最終版15版)
プロ野球記事、清宮連続安打、阪神・ロサリオ看板直撃弾など、試合中の話題のみが載っています。この日の紙面で試合のテーブルが間に合っている試合は、巨人ー阪神、オリックスー日本ハム、楽天ーロッテの3試合。中日ーヤクルトは試合途中で9回まで(同点なので、延長に入ってます。)西武ーソフトバンクは9回表ソフトバンクリードのまま西武の攻撃に入る直前まで、という感じです。どうやら、9時あたりまでが限界のようです。
番組欄は大阪本社のフォーマットです。
大きく掲載されているのは、在福の地上波のみ。しかも、テレ東系はハーフサイズです。最終面は、福岡・佐賀・熊本・長崎の番組表。鹿児島と宮崎の番組表は中面です。欄外の掲載地域表記が、「九州」のみなので、県別でのすり替えは行っていないようです。実際、以前鹿児島で買ったときもこのような体裁でした。山口に行くと、すり替えが行われているのではないでしょうか。
地域面です。
九州・山口総合面、ということでここも県別のページはないと思われます。
こんな感じです。部数や購読者がもっと増えれば、15版まで出せたり、県別の地域面・番組欄が用意できるのではないかと思います。もう少し頑張ってほしいものです。
くどけんの新聞放浪記
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